【ガソリン価格】変動の秘密!燃費を良くするコツとは?コストを抑えろ!

我々の生活に自動車は欠かせないものとなりました。 近年は電気自動車も増えてきて、ガソリンを使わない車もありますが、いまだに多くの車がガソリン車なのが事実です。

もはやガソリンは生活必需品。 そんなガソリンをできるだけ安く給油をしたい。 燃費も良くしていかに出費を減らしていくのか。これは皆さん共通のテーマだと思います。

今回はガソリン価格と燃費という2つの角度から解説していきたいと思います。

ガソリン価格の変動

ガソリンの価格がどのように決定するか皆さんはご存知でしょうか。 ガソリンは原油を元にしていて、その原油の価格変動によって左右されます。

ガソリンは全世界で必要不可欠なものなので、あらゆる要因によって価格が変動します。

まずは、その価格変動の仕組みを知って安く給油する方法を探りましょう。

原油の価格

この世のありとあらゆるものに使われる原油は24時間常に価格変動しています。

原油は日本で生産している訳ではなく、日本で流通しているものは全て輸入しているものです。 原油の輸入には輸送費と保険料、帯船料がかかります。

これらが変動すればガソリンの小売価格も変動します。

世界情勢の変化

主に石油を輸出している中東の情勢に大きく左右されます。

例えば、トランプ大統領がイランに対して経済制裁を実行した際にはガソリン価格が大きく上昇しました。

最近は中国の経済衰退に伴って需要が低減すると予想されているため原油価格が下がると言われています。

石油輸出国の総会で減産や増産の決定をして変動することもあります。

為替の変動

ガソリン価格に大きく関わるのがこの「為替」です。 原油はドルをベースに価格設定され、それを日本円で輸入するため為替レートが重要になってきます。

円高になれば円の価値が高くなり、少ない円で多くの原油を買うことができます。

基本的に円高=ガソリン価格低下となります。

イラン制裁と円安が重なった2018年10月ごろは160円/Lになるところもありました。

自動車販売台数

自動車がどれだけ売れたかが分かれば、ガソリンがどれだけ売れるのか分かります。

自動車販売台数が増えればガソリンの需要が高まるということなので、ガソリン価格は高くなります。

ガソリンの元である原油は他にも色々な商品に使われるため、原油が使われるものの需要にも左右されます。

土日に安くなって月曜日に高くなる

ガソリン価格は世界情勢などで変動すると言いましたが、もちろん他の小売商品のように地域での価格競争もあります。

世界で仕入れ価格が変動する商品をさらに小売で調整しなければいけないというのはとても大変です。 なんとか周りのガソリンスタンドより安くしようとしているのです。

ガソリンも価格競争する

「そろそろ給油しないと」という時に、走りながら安いガソリンスタンドを探す方も多いと思います。

そんな方を引き込むために周辺のガソリンスタンドと価格競争をします。

しかし、価格競争をずっと続けていればその地域のガソリンスタンドは丸ごと潰れてしまいます。

その結果、地域のガソリンスタンドで話し合って下がりすぎた価格を戻すタイミングがあります。それが月曜日になります。

週末は集客が多いので価格は下手に上げられず、自然と月曜日に値上げするのが定着しました。

そして、月曜日に価格を戻しても週末にかけての価格競争が再開されるというサイクルです。

月曜日に高くなり、日曜日にかけて安くなるというのを覚えておいてください。

燃費を良くするコツ

ガソリンの価格はこちら側の努力ではどうにもならないことが多いです。

しかし運転中に燃費を良くする努力は自分たちでできますよね。

ここからは燃費を良くする方法を紹介していきます。

アクセルをゆっくり踏み込み過ぎない

発進時にはアクセルを大きく踏み込まないようにすることで燃費を節約することができます。

これはご存知の方も多くいると思いますが、ゆっくりと踏み込み過ぎないようにすることも重要です。

ゆっくりアクセルを踏みゆっくりとしたスタートを切ることができれば、燃費が節約できるというわけではありません。

結果的に目的地までへの走行時間が長くなってしまったり、それが原因で信号停車する回数が増えたりすることがあれば、逆に燃費が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。

早過ぎず遅過ぎず

一般道を運転する際、どのようなことに気をつけて運転しているでしょうか?

・アクセルを踏む回数をできるだけ減らすという方法を実践している方

・速度もあまり出さずにエンジンの回転数を上昇させないことを意識している方

そういった方は多いのではないでしょうか。

しかし、あまりにゆっくりとした走行では逆に燃費を悪くしてしまいます。

いろいろな説はありますが、だいたい50キロ〜60キロ程度の速度を維持する運転を意識した方が燃費を節約することができると言われています。

アクセルをベタ踏みするとエンジンの回転数が高くなってしまうので、アクセルを適度に踏みながら一定の速度を保つことが大切です。

高速道路飛ばし過ぎない

高速道路法定最低速度は50キロとなっており(道路交通法第75条の4、道路交通法施行令第27条の3より)、それ以下の速度で走行してはいけないわけですが、80キロちょっとでの走行をおすすめします。

これは、車の走行時の空気抵抗が大きく関係しています。 空気抵抗は速度の二乗に等しいと言われており、速度を出せば出すほど空気抵抗も比例して大きくなっていきます。

空気抵抗が大きくなると、当然それに対応するための余分なエネルギーが必要になるので燃費が悪くなってしまうことになります。

そのため高速を走行する時には速度を出しすぎず、80キロから90キロ程度の速度で走行することが燃費を改善するためのポイントになります。

ガソリンを補給する量と時間帯

ガソリンを多く積んだ車と少なく積んだ車では、同じ距離を走るときのエネルギー消費が大きく違ってきます。

具体的には、ガソリンを満タンにしないほうが少ないエネルギーで走行することができます。

燃費を節約したいのならガソリンを少なく補給し、小まめに給油をしてみてください。

ガソリンを入れる時間帯も夜に入れるより、朝に入れたほうが燃費は良くなります。 これはガソリンというものの性質が関わっています。

ガソリンは温度が上がると体積が大きくなるという性質を持っているので、気温の低い朝方に体積の小さいガソリンを入れたほうが燃費は向上する傾向にあります。

ナビの抜け道注意

急いでいる時にカーナビなどで抜け道を検索する方は多いと思います。実はその行動が燃費を悪くしている原因になっている場合があります。

カーナビで表示される抜け道には距離が伸びてしまうケースがあり、抜け道を利用するよりも予定通りの最短コースを走ったほうが、結果として走行距離も車を稼働させる時間も短くすることができることもあります。

燃費よりも時間を優先すべき時などもあると思いますので、カーナビで抜け道を探す際は状況に合わせて適切な道を選んでください。

タイヤの空気圧

タイヤの空気圧点検などを無料で行っているガソリンスタンドもありますが、面倒だからという理由で空気圧点検をする人は意外と少ないのではないでしょうか。

タイヤの空気圧は燃費を改善する上で見過ごせない重要なポイントです。

具体的には、タイヤの空気圧が低い状態で走行し続けると、タイヤの変形が大きくなり、転がり抵抗が増えることで燃費が悪くなります。

そのためタイヤの空気圧は基準値よりも少し高めに入れておくのがおすすめです。

ガソリンスタンドの人に頼めばすぐに入れてくれるので、そこまで大きな手間もかかりません。

交通の流れを読む

運転というのは交通の流れに大きく影響されます。 特に運転経験の浅い方だと前の車の加速、減速に大きく影響されてしまいがちです。

しかしその運転方法は燃費に悪影響をもたらしてしまいます。 まずは目の前の車の走行に気をとられることなく、2台前の車の動きに合わせてみてください。

これにより車間距離も適切にとることができ、停止する際にエンジンブレーキを使う余裕も出てきます。

エンジンブレーキを使うことで燃料を使う時間を減らすことができます。

信号で停止する際は、フットブレーキの前にできるだけエンジンブレーキで減速するように心がけましょう。

「急」が付く運転はNG

簡単に言えば「急」が付く運転はダメということを覚えておいてください。

運転には急ブレーキ、急発進、急加速など「急」という文字が付く運転があります。

これらは燃費を悪くする運転です。ついついやってしまいがちという方は、それをしないように気をつけるだけでも燃費改善に繋がります。

アイドリング時間を減らす

エンジンがかかっていて、すぐに発進できる状態で停車しているのを「アイドリング」と言います。

アイドリングとは、車は停車していてもガソリンを消費している状態です。アイドリングをせずにエンジンを停止することは、ガソリンの節約になります。

とはいえ後続車もいるし信号待ちのたびにエンジンを切るのは…という方は、踏切待ちなど停止時間がある程度長い場合に無理をせず実践してみてください。

エンジンオイルは定期的に

車のエンジンオイルは人間の血液ぐらいとても重要です。 血液がどろどろだと不健康なように、エンジンオイルも汚れてどろどろだと調子が悪くなり燃費も悪くなります。

交換の目安は走行距離5,000キロ、もしくは半年と言われています。出来れば、3カ月に1回は点検してもらうのをおすすめします。

エアクリーナーを掃除する

車のエンジンに入れる空気の砂やゴミなどの異物を取り除いてくれるのがエアークリーナー(エアーフィルター)です。

エアクリーナーが汚れていると、空気を吸い込む力が悪くなり燃費が低下してしまいます。

定期的にエアクリーナーの掃除をしましょう。

クーラーはほどほどに

クーラーを使うとエンジンに負担がかかり、最大20%燃費を悪くしてしまいます。

燃費を優先するのであれば、できるだけ窓を開けるなどして暑さをしのいでください。

暖房はエンジンの余熱を主に利用するため、ほとんど燃費を圧迫しません。

不要な荷物はおろして

車の中にずっと載せたままにしてある荷物にも注意しましょう。

約10kgの荷物を積んで100km走ると、ガソリンは21cc余計に必要になります。

排気量が小さい車や、軽い車の場合にはさらに影響がでてしまいます。

ルーフキャリアーも重さはないものの、空気抵抗になるので燃費が悪くなる要因になります。

まとめ

ガソリンの価格変動と燃費を良くするコツは理解できたでしょうか?

物価も上がり出費が増えていく中で、少しでも抑えるために力になれたらと思います。

ガソリンを入れるタイミングや運転の仕方を工夫して出費を抑えていきましょう。



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